〒654-0151 兵庫県神戸市須磨区北落合2-7-4
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前回は口呼吸のリスクについて書かせていただきました。
今回は舌と口のまわりの筋肉を鍛えて鼻呼吸の習慣をつくるためのトレーニング方法「あいうべ体操」をご紹介します。テレビなどでも紹介されているので、ご存知の方も多いかもしれません。この体操は福岡市の「みらいクリニック」院長の今井一彰先生が考案された、口腔周囲や舌等の体操であり、下がっている舌位置を改善して、口呼吸を正しい鼻呼吸へ改善していきます。その結果、お口の問題だけでなく、様々な病気の予防や改善する可能性があります。 お金も道具も使わないので、ぜひ皆さん試してみてはいかがでしょうか?
口を大きく「あ〜」「い〜」「う〜」「べ〜」と動かします。
運動ですから、できるだけ大げさにします。声は小さい方がやりやすいです。
一日最低30セット(「あいうべ」が1セット)やってください。
アゴが痛む方は、 「い~」「う~」だけでも大丈夫です。
【あいうべ体操】
①【あ】お口を大きくあける。(普段よりも大きめに)
②【い】口角(唇の端)を上方、後ろにしっかり引く。(首に筋が浮き出るくらいまで)
③【う】お口をとがらせる。(しっかりと前に突き出します)
④【べ】舌を出せるところまで下へ出す。(顎の先をなめる感じで)舌を出して、戻ったところが本当の舌の位置です。
舌の位置によって、唾液の分泌、歯槽膿漏、虫歯の状態まで変わってきます。口を閉じているときは、必ず舌の位置を意識するようにして下さい。舌の位置が改善されることで、様々な症状が改善していきます。
舌の本来の位置は、上あごにぴたりとついている状態です。舌の先が、前歯の裏に当たっていたり、舌の両側に歯形がついていたりする方は、舌の位置が低下しています。「あいうべ」体操で、舌の位置を元通りにしていきましょう。早い方で3週間、遅い方でも3ヶ月程度で改善しますから、あきらめずに頑張ってください。
あいうべ体操のアプリもありますので活用してみてください。