〒654-0151 兵庫県神戸市須磨区北落合2-7-4
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最近、無意識のうちに口で呼吸する「口呼吸」になっている人が増えています。呼吸は本来、鼻でするもので、口呼吸は健康にさまざまな影響を及ぼすと言われています。特に、冬場は乾燥する季節ですので、この時期の口呼吸は風邪を引く可能性をいっそう高めてしまいます。
口呼吸の場合、歯並びや咬み合わせにも影響を及ぼすことがあります。歯の並びは〈内側からの舌による圧力〉と〈外側からの唇や頬の筋肉からの圧力〉の均衡が取れる位置に自然に並ぶようになっています。
そのため、慢性的な口呼吸だと口の周りの筋肉が弱くなり、〈外側からの圧力〉がかからず、出っ歯や開咬になりやすく、ますます口が閉じにくく、いつも口を開けた状態になります(お口ポカン)。特にお子様の場合は骨格にも影響が出やすいため注意が必要です。
反対に、もともと歯並びが悪い人、例えば出っ歯の場合や、奥歯を噛み合わせても前歯の上下に隙間ができる「開咬(オープンバイト)」の人などは、意識しないと口を閉じることができません。無理に口を閉じると顎に梅干しのようなシワが寄ったりします。
このような場合も口呼吸をしていることが多いです。また口呼吸をするとお口の中が乾燥してしまい、唾液による細菌活動の抑制が効かなくなり虫歯や歯周病の原因菌が繁殖してしまいます。
口呼吸の癖をやめて、鼻呼吸とともに健康で美しい口元を手に入れましょう!
次回は口呼吸を防ぐ「あいうべ体操」について紹介します。