Sleepsprint

スリープスプリント(睡眠時無呼吸症候群)

Sleep Splint

スリープスプリントとは、睡眠時無呼吸症候群の患者様を対象にした治療器具になります。睡眠時に装着することで、下顎を前方に突き出した状態で、上下の顎を固定することができ、上気道の閉塞を防ぐ効果があります。

今までは、スリープスプリントは保険外の治療でしたが、最近では、無呼吸症候群と診断された場合は健康保険治療が可能になりました。
※睡眠時無呼吸症候群と診断された場合は、必ず紹介状をお持ちください。紹介状がなければ保険外となりますのでご注意ください。

いびき・日中の眠気、あきらめていませんか?

睡眠時無呼吸症候群とは

睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に無呼吸になり十分な睡眠が取れず、睡眠した気にならないように感じることを指します。
それにより、真夏の昼間に熱中症になったり、仕事に身が入らなくなったり、居眠り運転をし、事故を招いたりする恐れがあります。

そのため、とても深刻な問題であり早期治療が必要となります。

こんなお悩みありませんか?

  • 寝ている間に、突然息が止まっていると指摘された
  • 朝起きた瞬間から体がだるく、疲れが取れていない
  • 歯ぎしりがひどく、横で寝ている人が起きてしまう
  • 日中、猛烈な眠気に襲われて仕事や運転に集中できない
  • 「いびきがうるさくて眠れない」と苦情を言われた
  • 熟睡感がなく、いくら寝ても寝足りない気がする

1つでも当てはまる方は、
睡眠時無呼吸症候群の可能性があります

潜在患者数は約500万人、しかし治療を受けているのはわずか10%と言われています。

無呼吸症候群が起きるメカニズムと原因

無呼吸症候群は、起きている時間には生じず、睡眠中にのみ発生します。その主な原因は、睡眠に伴って舌や軟口蓋(喉の奥の柔らかい部分)の筋肉が弛緩し、気道が狭くなることにあります。
空気が狭い気道を通過する際、喉の先端(のどちんこ)が引き込まれるように振動する音、これが「いびき」です。この状態からさらに気道が狭まり、換気量が低下して低酸素状態や途中覚醒を伴うようになると「低呼吸」と呼ばれます。
そして、舌や軟口蓋が喉の壁に完全に付着して空気の通り道を塞いでしまうと「無呼吸」に至ります。お口周りの構造的な要因と、睡眠時の筋活動低下が相互に影響し合うことで、気道の閉塞が引き起こされます。

無呼吸症候群になりやすい原因

Reason.01身体的・構造的な原因(骨格・体型)
  • あごが小さい・奥に引っ込んでいる
  • 肥満による喉まわりの脂肪
  • 舌が大きい・落ち込みやすい
  • 扁桃腺や軟口蓋(喉の奥の柔らかい部分)が大きい
  • 鼻の疾患・鼻づまり
Reason.02生活習慣・環境による原因
  • 飲酒・アルコールの摂取
  • 睡眠薬や精神安定剤の服用
  • 喫煙
  • 加齢
  • 仰向けで寝る姿勢
Reason.03脳の指令による原因
  • 心臓疾患や脳血管障害などにより脳から正常な命令が出ないこと

歯科医院での治療法
─スリープスプリント

睡眠時無呼吸症候群の治療といえば、医科でのCPAP療法が知られていますが、
歯科医院では「スリープスプリント」と呼ばれるマウスピースを用いた治療を行っています。

  • 気道を広げてスムーズな呼吸へ
    装着により下顎をわずかに前方へ維持し、落ち込んだ舌や喉の沈み込みを防いで空気の通り道(気道)を確保します。
  • コンパクトで持ち運びも簡単
    小型で手軽に着脱できるため、旅行や出張先にも負担なく持参できます。

スリープスプリントの種類

当院で作製するスリープスプリントは、原則として保険適用となる「上下一体型」となります。
なお、より快適性を求める方には自由診療の「上下分離型」もご用意しております。上下分離型は違和感が少なく、装着時の快適性が高いため「途中で外さずに毎晩使用できる」患者様が多い傾向にあります。無理なく継続してご使用いただくことで、より安定した治療効果を得やすくなります。

  • 上下一体型

  • 上下分離型

スリープスプリントの保険適応について

当院ではスリープスプリント治療を行う場合は、まず内科、呼吸器内科、耳鼻科、睡眠センターにご相談し、紹介状を持参して頂く必要があります。
近くのかかりつけ医から「睡眠時無呼吸症」と診断され、さらにスリープスプリント治療が適応であると判断された場合、保険治療で治療することが可能になります。

スリープスプリント
治療の流れ

  1. 01

    口腔検査

    装置は歯を支えるために、むし歯や歯周病がないかどうか検査させて頂きます。
    歯に問題がある場合は、かかりつけ医からスリープスプリント治療が適応と判断された場合でもマウスピースを作成できない場合があります。

  2. 02

    レントゲン検査

    むし歯や骨の状態、顎の関節などの状態を検査し、写真撮影を行います。
    その後、咬み合わせの状態、歯並びの状態を確認後、歯型を作成します。

  3. 03

    顎の位置を決め、装着

    装置を口になじませてから、上下に装置を固定します。

  4. 04

    定期検診を行いながら装置の調整

    睡眠状態、装置の状態を実際に使用しながら確認頂きます。
    顎関節の症状などを把握するために定期的な検査、調整を行うため予約日を取りながら何度がご来院頂きます。